きみは教育学のことを、「先生になりたい人が学ぶ学問」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、それは入り口の一つにすぎないんだって。教育学は、人がどう学び、どう成長していくのかを、心理学・社会学・歴史学などさまざまな角度から研究する学問みたいなんだ。実際の学問としての教育学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
学校の先生になるための学部、授業の教え方を練習する実技中心の学部、教員免許を取れば終わり——教育学ってそんなふうに思われがちなんだって。
「なぜ人は学ぶのか」「学校という制度はどう作られてきたのか」「どんな環境が子どもの成長を支えるのか」を、心理学・社会学・歴史学・制度論など複数の学問分野を横断しながら研究する学際的な学問——それが実際の教育学の姿なんだって。
教育学部というと、教員免許を取って学校の先生になるための実践的な学部だと思われがちだけど、実際には教員養成に特化した「教員養成課程」と、教育を学問として研究する「教育学科・教育学専攻」に分かれている大学が多いんだって。後者では、必ずしも教員を目指さない学生も多くて、教育行政・教育心理学・比較教育学(海外の教育制度との比較)など、幅広いテーマを研究するんだよ。
たとえば「不登校の子どもが増えているのはなぜか」という問いに答えるには、心理学的な視点(子どもの心の状態)、社会学的な視点(家庭環境や社会の変化)、制度的な視点(学校のルールや仕組み)など、複数の角度から分析する必要があるんだって。教育学は、こうした複雑な問題を多角的に考える力を養う学問だよ。
子どもがどうやって知識を身につけ、やる気を持って学ぶのかを心理学の視点から研究する分野だよ。「褒めると伸びる子・伸びない子の違いは何か」といった、学習と心の動きの関係を扱うんだって。
家庭環境や社会階層、地域の違いが、子どもの学力や進路にどう影響するかを研究する分野だよ。「なぜ都市部と地方で教育格差が生まれるのか」といった社会問題にもつながるテーマを扱うんだって。
日本や世界の教育制度がどう作られ、変化してきたかを研究する分野だよ。他の国の教育制度と比較することで、日本の教育の特徴や課題が見えてくるんだって。
学校教育に関する法律や制度、教育委員会の仕組みなどを研究する分野だよ。教育現場の課題を、制度や政策の面から解決する視点を養うんだって。
乳幼児期の子どもの発達と、それを支える保育・幼児教育のあり方を研究する分野だよ。遊びを通じた学びの重要性など、この時期特有のテーマを扱うんだって。
学校でのタブレット・ICT教材の導入が、子どもの学習意欲や集中力にどう影響しているかを、実際の授業観察やアンケートを通じて調査する研究なんだって。
都市部と地方で、子どもが将来の進路をどう考えるかにどんな違いがあるかを、統計データと聞き取り調査から分析する研究だよ。
学校に通えなくなった子どもに、家庭・学校・地域がどう関われば良いのかを、実際の支援事例をもとに研究しているんだって。
北欧やアジア諸国など、他国の教育制度・評価方法を調査して、日本の教育制度の課題解決に活かせる点を探る研究だよ。
こんなきみには、教育学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。教育学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
教育学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるよ。
教員免許を取るには、大学で定められた「教職課程」の科目を履修する必要があるよ。教育学部・教育学科であっても、教職課程を履修しなければ免許は取得できないんだって。逆に教育学部以外の学部でも、教職課程を履修すれば免許を取得できる場合があるよ。学部名だけで判断せずに、教職課程の有無をカリキュラムで確認してほしいんだ。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてみてね。
教育学は「学校制度」「教育の歴史」「教育政策」など教育を取り巻く幅広いテーマを扱うのに対して、教育心理学は「学習や発達の心理的な仕組み」に焦点をあてる、より心理学寄りの分野なんだって。多くの教育学部の中に、教育心理学のコースが含まれているよ。
教育学は「人がどう学び、成長するか」を扱う学問だから、教員以外にも、教育行政・教材開発・人材育成など、学びや育成に関わる幅広い仕事に活かせるんだって。教員免許の取得を前提としない教育学科・コースを置く大学も多いよ。
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