きみは心理学のことを、「人の心が読める学問」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、心理学は人の心の動き・行動・感情のしくみを、実験やデータで確かめていく科学なんだって。実際の学問としての心理学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
心理学ってきみの中では、どんなイメージかな? 表情や仕草から相手の考えを見抜く、カウンセリングで優しく話を聞く、性格診断や占いに近い感覚的なもの——そんなふうに思われがちなんだって。
でも、大学で学ぶ「学問としての心理学」は、そのイメージとはけっこう違うみたいなんだ。テレビドラマや漫画に出てくる「相手の考えをズバリ言い当てる」キャラクターの影響で、そう思っている人も多いんだって。
実際は、「なんとなくそう思う」ではなく、実験や統計といった科学的な方法で、証拠(データ)をもとに心のしくみを明らかにしていく学問なんだよ。
たとえば「不安を感じている人はSNSの利用時間が長い傾向がある」と言うには、実際に何百人ものデータを集めて、統計的に確かな差があるかを検証する必要があるんだって。感覚や直感だけで「きっとそうだろう」と決めつけることは、心理学の世界では許されないみたいなんだ。
つまり心理学は、文系のイメージが強い一方で、数学(統計)や理科(実験の計画・分析)の力も必要になる、文系と理系の中間にあるような学問なんだよ。「人の心に興味がある」という気持ちと同時に、「データや実験で物事を確かめるのが好き」という気持ちも、心理学を学ぶうえでの大きな武器になるはずだよ。
人が周りの世界をどう「見て」「覚えて」「考えているか」を研究する分野なんだって。同じ授業を受けていても、友達と自分では覚えている内容が違ったり、「一度に詰め込むより、何回かに分けて復習した方が覚えやすい」と感じたりしたことはないかな? 認知心理学は、こうした記憶・知覚・思考のしくみを、実験を通して解き明かしていく分野だよ。
人が生まれてから大人になるまで、心がどう変化していくかを研究する分野だよ。赤ちゃんがどうやって言葉を覚えていくのか、思春期になるとなぜ親との関係が変わりやすいのか、といったテーマを扱うんだって。自分自身の成長を振り返りながら学べる、身近さのある分野だよ。
一人でいるときと、集団の中にいるときとでは、人の考え方や行動が変わることがあるんだって。たとえば、クラスの話し合いで周りがみんな同じ意見を言っていると、自分も同じ意見に合わせたくなってしまう——これは「同調」と呼ばれる心理現象なんだよ。社会心理学は、こうした「人と人との間で起きる心の動き」を研究する分野だよ。
心の不調や悩みを抱えている人に、どう向き合い、どう支えていけるかを研究する分野だよ。カウンセリングの理論や技法、心の状態を把握するための心理検査などを学ぶんだって。「人の話をじっくり聞くのが得意」「誰かの力になりたい」という気持ちがあるきみに向いている分野かもしれないよ。専門職を目指すコースを持つ大学も多いから、詳しくは臨床心理学とは?も参考にしてね。
心理学のあらゆる研究を裏付ける、いわば「土台」となる分野なんだって。集めたデータが本当に意味のある違いなのか、それとも偶然の誤差にすぎないのかを、統計という数学の力を使って判断するよ。実験をどう計画すれば正しい結論が導けるかも学ぶんだって。心理学が「なんとなくの学問」ではなく「科学」であることを支えている、とても重要な分野だよ。
自分の投稿にたくさん「いいね」がつくと嬉しくなるよね。この「嬉しさ」がどのくらいの強さで、どんな性格の人に強く表れやすいのかを、アンケート調査や実験を通じて数値化して調べる研究なんだって。
話しかける言葉の量や種類によって、子どもの言葉が育つスピードにどんな違いが出るのかを、長期間にわたって親子を観察・記録しながら調べる研究だよ。
グループで話し合いをしていると、最初は違う意見だったのに、いつの間にか多数派の意見に流されてしまう——なぜそうなるのかを、実験室であえてそうした状況を作り出して調べる研究なんだって。
「話をただ聞いてもらうだけ」でも気持ちが楽になることがあるよね。この効果を「気のせい」で終わらせず、心拍数やストレスホルモンの変化などを測定して、科学的に確かめる研究なんだって。
こんなきみには、心理学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。心理学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
心理学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるよ。ただし公認心理師などの資格を目指す場合は、大学院での学びが必要になることが多いから、そこは覚えておいてほしいんだ。
「心理学部」という独立した学部を置く大学は、実はそれほど多くないんだって。多くの場合「文学部」「総合人間科学部」「現代心理学部」など、学部の中の一学科・専攻として心理学を学ぶ形になっているよ。学部名だけで判断せず、学科・専攻レベルで確認するのが大切だね。
公認心理師の受験資格を得るには、国が定めるカリキュラムに対応した学部学科で学んだうえで、大学院での学びも必要になるのが一般的だよ。「公認心理師受験資格」「公認心理師養成カリキュラム」といった記載がある学科かどうか、しっかり確認しよう。
多くの大学で文系(文学部等)に分類されるけど、実際には統計学や実験を扱う理系的な側面も強い学問なんだって。得意科目に偏らず、両方の視点から興味を持てるかで選ぶといいよ。
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