結論から言うと、「犯罪心理学部」という学部はなくて、犯罪心理学は主に心理学部の中のコース・専攻として置かれているんだ。ボクが図鑑で数えてみたら、犯罪心理学を専門に掲げる学科・コースを置く大学は全国に8校・9学科(シンロノズカン調べ・2026年)。ドラマなどで目にする分野だけど、専門で学べる場所はかなり限られているんだよ。どの大学のどの学部にあるのか、実例で一緒にチェックしていこうか。
追手門学院大学の「心理学専攻(社会・犯罪心理学コース)」、関西国際大学の「心理学科(犯罪心理学専攻)」、東京福祉大学の「心理学科(犯罪心理学コース)」、駿河台大学の「心理学科(犯罪の心理コース)」は、いずれも心理学部の中に置かれた例だよ。まず心理学の基礎(実験・統計・認知・社会心理)を固めて、そのうえで犯罪・非行という応用テーマへ進む構成なんだ。臨床寄りに学ぶ大阪人間科学大学の「心理学科(犯罪臨床心理学コース)」のような例もあるよ。
学科の名前にまで「犯罪心理学」を掲げるのは、人間環境大学の「犯罪心理学科」(岡崎キャンパス)と、同じ大学の「総合犯罪心理学科」(松山道後キャンパス)くらいなんだ。犯罪捜査・非行臨床・被害者支援まで、4年間まるごと犯罪心理学を軸に学べる、全国でも珍しい存在なんだって。
京都光華大学の「心理学科(社会・犯罪心理コース)」は健康科学部、福山大学の「心理学科(司法犯罪コース)」は人間文化学部にあるよ。学部名だけを見ていると見つからないパターンだから、心理学科の中のコース一覧まで確認するのがコツなんだ。ちなみに「社会学部で犯罪を学ぶ」道もあるけど、そちらは犯罪を社会の仕組みから考える犯罪社会学が中心で、心の分析が軸の犯罪心理学とはアプローチが違うんだよ。
国公立には犯罪心理学の専門コースがほとんど無いんだ。その場合は心理学科で基礎を積んで、大学院で犯罪心理学の研究室を選ぶか、公務員の心理職(法務省の矯正心理専門職、家庭裁判所調査官、警察の心理職など)の採用試験を目指すのが現実的なルートだよ。実は専門コースの卒業が採用の条件ではないから、心理学を深く学べる大学を選ぶこと自体が近道になるんだって。心理学が学べる学部の全体像は心理学科は何学部にあるの?で照らしているよ。
犯罪心理学に直結する仕事の代表は、法務省の矯正心理専門職(少年鑑別所・刑務所で心理アセスメントを担う)、家庭裁判所調査官、都道府県警察の心理職だよ。どれも公務員試験を突破する必要があって、大学院修了者も多い専門職なんだ。一方で、卒業生の多くは一般企業にも就職していて、心理学で鍛えた「人の行動をデータで読む力」は人事・マーケティング・セキュリティ関連でも評価されるんだって。心理職の国家資格を土台にしたいなら、公認心理師のルートと重ねて大学を選ぶ手もあるよ。詳しくは公認心理師(国家資格)を目指せる学部学科は?で照らしているんだ。
犯罪心理学は、心理学部・心理学科のコース一覧まで掘って探すのが基本ルートなんだ。専門で学べる大学は犯罪心理学のページから一覧できるよ。心理学の分野全体から考えたい人は「心理学」は1つじゃない、カウンセラー志向なら臨床心理学も見比べてみてね。
警察で心理学を活かす仕事(科学捜査研究所の心理職など)は、都道府県警察の職員採用試験に合格するのがルートで、狭き門だけど実在するよ。犯罪心理学の専門コース卒業が条件ではなく、心理学の専門性と公務員試験対策の両方が必要なんだ。法務省の矯正心理専門職(少年鑑別所など)も心理系公務員の代表的な進路だよ。
入試は文系型が多いけど、中身は統計やデータ分析をしっかり使う「文理ミックス」なんだ。心理学全般に言えることで、数学から逃げ切れる分野ではないと思っておくと入学後のギャップが少ないよ。
心理の専門職として働くなら、大学院進学が視野に入ることが多いんだ。矯正心理専門職や公認心理師のルートは大学院修了者が中心だからだよ。逆に、学部卒で警察官や法務教官になって現場経験から専門性を積む道もあるから、「4年で就職か、6年計画か」を高校生のうちに決め切る必要はないんだ。大学院への進学実績が豊富な大学を選んでおくと、どちらにも進めるよ。
犯罪心理学は「その人の心がなぜ犯罪に向かったか」を個人の心理から分析するのに対して、社会学の犯罪研究は「どんな社会環境が犯罪を生むか」を集団・社会の側から考えるんだ。関心が人の心にあるなら心理学部、格差や地域といった社会の仕組みにあるなら社会学部が合っているよ。
学部名・学科名だけで判断せず、きみの好き・得意から自分に合いそうな学問領域を探してみない?5つの質問に答えるだけで、全国の大学の専攻から候補を出してみるよ。