「心理学を学びたいけど、近くに大学があるのかな」——そう思ったことはないかな。ボクが図鑑のデータで47都道府県ぜんぶを数えてみたら、心理学を主専攻にできる大学は全国に228校あったよ。でも置かれ方にはかなりの差があって、1校だけの県が12、0の県が2つあったんだ。ここでは県ごとの数と、その1校がどこなのか、そして隣の県まで含めた探し方を照らしてみるね。数は少なくても、選べないわけじゃないんだ。
心理学を主専攻にできる学科がある大学を、キャンパスのある県で数えるとこうなるよ(シンロノズカン調べ、2026年9月時点。募集中の学科。2027年4月の開設予定として公表されているものを3学科ふくむ(学部名が仮称のものを含む))。
上の8つを足すと129校ぶん(キャンパスが複数の県にある大学は、その県それぞれで数えているよ)。全国228校の半分以上が、この8つに集まっている計算になるね。心理学は「どこの大学にもある学問」に見えて、実は大きな都市に寄って置かれている学問なんだ。
「1校だけ」と聞くと不安になるかもしれないけど、その1校が自分に合うかどうかのほうが大事だよ。どんな学部に置かれているかを見てみよう。隣の県の数も添えておくね。
気づいたかな。12県のうち国立大学が3つ(岩手・富山・島根)、公立大学が1つ(滋賀)、残り8つが私立大学だよ。地方では、その県の国公立大学が心理学の受け皿になっていることが多いんだ。それと学部名に注目してみて。12校のうち「心理」が学部名に入るのは2校だけ(仁愛大学の心理学部と、九州医療科学大学の臨床心理学部)。残りは人文社会科学部・人文学部・人間科学部・人間関係学部・人間文化学部・社会福祉学部・子ども学部・文学部と、「心理」の字がどこにも無い名前なんだ。
心理学を主専攻にできる大学が県内に無いのは、和歌山と鳥取の2県だよ。ただしこれは「その県の人は心理学を学べない」という話ではまったくないんだ。
それと、この数は「心理学を主専攻にできるか」で数えたものなんだ。心理学の授業や心理系のゼミがある学科は、この数よりもっと広くあるよ。県内の大学のシラバスや学科の説明に「心理」の字があるかどうかも、あわせて見てみてね。
図鑑では、その学科の先生が実際に研究しているテーマを集めているよ。1校だけの県の大学も、中身はこんなに違うんだ。
これは「その学科の先生が研究していること」や「先輩が卒業論文で扱ったこと」であって、「授業で必ず習う」という意味ではないよ。それでも、その学科がどっちを向いているかを知る手がかりになるんだ。同じ「心理学コース」でも、不安や摂食の臨床に寄っている大学と、犯罪被害者や部活動といった社会のテーマに寄っている大学があるのが分かるよね。
「県内に何校あるか」は、選び方のいちばん最初の手がかりでしかないんだ。下宿するなら県境は関係なくなるし、1校しかない県でも、その1校が自分のやりたい心理学にぴったり合うことだってある。逆に30校ある東京でも、合う学科は数校かもしれない。数を見たら、次は中身を見よう。
「近くに何校あるか」と「自分に合う学科があるか」は別の話だよ。1校だけの県12のうち、岩手・富山・島根は国立大学、滋賀は公立大学が受け皿になっていて、学費の面でも通いやすい形なんだ。まずはその1校の学科ページで、カリキュラムと研究テーマを見てみよう。そのうえで、隣の県の一覧も見て比べるのがおすすめだよ。
図鑑のデータベースで、心理学を主専攻にできる学科がある大学を、その学科のキャンパスがある県で数えたよ(2026年9月時点。募集中の学科。2027年4月の開設予定として公表されているものを3学科ふくむ(学部名が仮称のものを含む))。心理学を副次的に学べる学科まで含めるともっと多くなるし、臨床心理学や教育心理学を主専攻にできる学科を足しても増えるんだ。キャンパスが複数の県にある大学は、その県それぞれで数えているよ。
286学科の学部名は102通りもあって、ちょうど「心理学部」なのは35学科だけなんだ。心理学科は何学部にあるの?で、学部ごとの数と研究テーマの違いまで紹介しているよ。
学部名・学科名だけで判断せず、きみの好き・得意から自分に合いそうな学問領域を探してみない?5つの質問に答えるだけで、全国の大学の専攻から候補を出してみるよ。