きみは美術(制作)のことを、「絵が上手な人が、好きなものを描き続ける学問」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、それだけでもないんだって。美術(制作)は、絵画・彫刻・現代アートなど、自分の手を動かして作品を生み出す「制作(実技)」を中心とした学問なんだよ。似た名前の「美術史・芸術学研究」という学問領域は、作品を作るのではなく理論的に研究する学問だから、そっちはまた別の島(領域)として紹介しているよ。実際の学問としての美術(制作)と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
美術(制作)ってきみの中では、どんなイメージかな? 絵が上手な人だけが入れる、感性とセンスがすべての世界。好きな作品をひたすら制作し続ける——そんなふうに思われがちなんだって。
でも、感性やセンスだけの世界じゃないんだって。絵画・彫刻・現代アートなど、自分の手を動かして作品を生み出す「制作(実技)」を土台に、「なぜこの構図は見る人を引きつけるのか」「なぜこの色使いは不安な印象を与えるのか」といった表現の効果を理論的に理解しながら、自分の作品づくりに活かしていく学問なんだって。センスは大切な要素の一つだけど、それを裏付ける知識も同じくらい重視されるんだ。
美術(制作)系の学部というと絵や彫刻を作る実技だけのイメージがあるかもしれないけど、油絵・日本画・彫刻などの伝統的な技法から、写真・映像・デジタルアートといった新しい表現メディアまで、扱う領域は幅広いんだって。
なお、「作品を作る」のではなく「作品や芸術運動の歴史・意味を研究する」学問は「美術史・芸術学研究」という別の学問領域として紹介しているから、作品を読み解くことに興味がある人はそっちも合わせてチェックしてみてね。
油絵・日本画・彫刻などの技法を実際に学んで、作品を制作する分野だよ。技術の習得だけでなく、自分の表現したいことをどう形にするかという構想力も鍛えられるんだって。
写真・映像・デジタルアートなど、比較的新しい表現メディアを扱う分野だよ。技術の進化とともに広がり続けている表現領域なんだって。
絵画や彫刻といった従来の枠にとらわれず、空間全体を使った展示(インスタレーション)やパフォーマンスなど、新しい表現方法に挑む分野だよ。自分が伝えたいメッセージを、どんな形で表現するかから考えるんだって。
AI技術を分析対象としてではなく制作の道具として取り入れ、人間の手描きとAI生成を組み合わせた新しい表現手法を模索する、実践的な研究なんだって。
特定の色の組み合わせが見る人にどんな感情を引き起こすかを実験で確かめ、その知見を自分の絵画やインスタレーション制作に落とし込む研究テーマだよ。
従来の彫る・削るといった技法に、3Dプリンタなどのデジタル工作機器を組み合わせることで生まれる、新しい立体表現を探る研究なんだって。
環境問題やジェンダーなど、現代の社会課題を自分の作品(絵画・映像・インスタレーション等)でどう表現するかに取り組む、制作を通じた研究なんだって。
こんなきみには、美術(制作)の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。美術(制作)以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
美術(制作)の先には、こんな港(仕事)が見えてくるみたいだよ。
美術学科は絵画・彫刻など実際に作品を制作する「制作系」が中心であるのに対して、芸術学科・芸術学専修などは美術史や美学など作品を理論的に分析する「研究系」が中心という違いがあるんだって。シンロノズカンでは、制作系を「美術(制作)」(このページ)、研究系を「美術史・芸術学研究」として、別々の学問領域に分けて紹介しているよ。ただし大学によっては1つの学科で両方を扱う場合もあるから、学科名だけで判断せず内容の確認も必要だよ。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてみてね。
美術(制作)の学科では、デッサンなどの実技試験を課す大学が多いよ。一方、「美術史・芸術学研究」のような理論・研究系の学問領域では、一般的な学力試験のみで受験できる大学もあるんだって。
芸術家・デザイナーだけでなく、学芸員、教員、一般企業のクリエイティブ職など幅広い進路があるんだって。美術(制作)で培う「表現力」「物事を多角的に見る力」は、業界を問わず活かされるみたいだよ。
絵画・彫刻・デザイン、書画・工芸、映像やアニメーションなどのメディア芸術、美術文化教育の4分野からなる専攻。伝統的な日本美術から現代のデジタ…
アート専攻に属し、デッサンを基礎に、洋画・日本画・彫刻・工芸実習・西洋美術史などの伝統的な美術表現技法を幅広く学ぶコース。公募展やコンクール…
芸術学科5分野の一つ。絵画・彫刻・グラフィックデザインなど幅広い美術表現の技法を学び、自ら選んだ専門分野を深めながら制作力と表現力を養う。充…
1年次に絵画・彫刻・工芸・デザインなど美術全般の基礎をジャンル横断的に体験したのち、3年次より選択する2コースの一つ。洋画・日本画・彫刻に加…
1・2年次は「現代芸術論」「現代芸術演習」を通じてアーツ&ルーツ・ビジュアルアーツ・ものづくりデザイン・コミュニケーションデザイン・景観デザ…
多様な表現技法との対話を通じて自分の「技法書」を作り、平面作品を制作するコース。あわせてアートワークショップの企画・運営を学び、美術館や学校…
絵画・彫刻といった既存の枠にとらわれず、素描・工作・写真・映像に加え、身体・音楽・コンピュータなど多様な表現手段を横断的に学ぶ学科。1年次は…
色・形・テクスチャー・動きといった造形要素そのものを研究する領域。「拡張表現スタジオ」で基礎的な造形感覚を養ったのち、色彩学や造形心理学を踏…
古典からサブカルチャーまで幅広い視点で文化・芸術の本質に迫る専攻。3年次に3専攻から選択する学科の一つで、美学・哲学・考古学・博物館学の理論…
1年次に水彩・デッサンなど基礎技能を、2年次に版画・油彩・デザイン・立体造形の実技と教育理論を学び、3年次に油彩画・日本画・版画・彫刻から1…
メディア表現、ヒーリング表現、ファッション表現、空間表現、クリエイティブ・プロデュース表現の5領域からなる学科。メディア表現領域ではアニメー…
美術学科が分かれる2コースの一つ「彫刻コース」内の2専攻の一つ。学外連携プロジェクトやリサーチアートを通じて、社会課題にアートで関わる実践力…
3年次より専門性を深める4領域の一つ。イラストレーションとアート表現を軸に、自身が進むべき方向性を見極めながら描く力を磨く。卒業後はイラスト…
演劇・映像・音楽・美術・パフォーマンスアートなど多様な芸術表現を学び、実際に制作・発表する授業が特徴のコースです。表現活動を通じて高いコミュ…
1年次にデザイン論・形態論・色彩論で基礎理論を築き、2年次は記号論など周辺領域へ視野を広げる。3年次はインフォメーション・ヴィジュアルコミュ…
絵画を通じ、モノの形やイメージ、現実世界にある事象をもとにした絵画について学習する専攻領域。デッサンなど基礎的な描写力を土台に、少人数教育の…
油彩を中心にテンペラ・アクリル・水彩・ミクストメディア・ドローイング・インスタレーションまで幅広い技法を学ぶコース。1年次に分野適性を見極め…
絵画、版画、彫刻に加え、彫金・鍛金・鋳金の金属工芸、ガラスまで7分野の工房を備え、少人数の実技授業でじっくりと学ぶ学科。1年次に基礎造形力を…
授業の9割以上を英語で行うiCLAの6メジャーの一つ。Visual Arts(美術・デザイン・書道)、Music、Performing Ar…
高度で専門的・体系的な知識と技能を習得しながら現代アートと向き合い、プロデュースやマネジメントの方法論もあわせて学ぶコース。1年次は洋画コー…
1年次の「ファンデーション」で絵画・彫刻・版画・工芸など様々な表現方法を体験しながら自分の適性を探り、2年次以降は特定分野に絞るか複数分野を…
「美術とは何か、なぜつくるのか」を問い続けながら、平面表現の歴史と技法を探究する領域。日本画・アートイラスト専攻では顔料彩色や古典模写、屏風…
アートアニメーション、ショートムービー、メディアアートの3領域を軸に映像表現を学ぶコース。2年次にPremiere ProやAfter Ef…
表現の幅が広いガラス素材の魅力に触れ、多彩な技法を充実設備で学ぶコース。工芸学科では1年次に4コース共通の基礎を学んだのち2年次から本コース…
絵画・版画・染織・イラストアートなどの「平面・メディア表現領域」と、グラフィックアート・立体造形・ガラス造形・陶芸などの「立体・メディア表現…
芸術活動に関する専門的な知識・技能を学び、学校や地域での芸術教育・文化活動を支える人材を育てるコースです。美術系では絵画・彫刻・デザインの基…
描く力・造形を創る力を基礎に、それを社会で活かすスキルを実践的に学ぶコース。デッサンやデジタルイラストの基礎を経て、キャラクターデザインや広…
ダンスや視覚芸術、ファッション研究など多様な表現領域を通じて、芸術によるコミュニケーションのあり方を学ぶプログラムです。身体表現やパフォーマ…
1・2年次に絵画・立体造形・染色工芸・デザインの4分野の基礎を幅広く学び、3年次以降に専門分野を選んで探究する専攻。実制作で表現スキルを磨き…
1〜2年次に3コース8分野の基礎を横断的に学んだのち、3年次から選択する3コースの一つ。平面(絵画)・立体(塑造)・ミクストメディアといった…
現代表現、視覚造形、立体造形、映像メディア造形、金属造形、染織造形、漆造形の7専攻からなる学科の1専攻。1年次の基礎教育ののち、絵画をはじめ…
絵画・彫刻・陶芸などあらゆる表現の知識と技術を学ぶコース。1年次に基礎力、2年次に専門科目を学んだのち、3年次後期からは絵画・版画・木材・金…
歴史ある絵画・彫刻を基盤に独自の表現を追求する専攻。理論と技能の両面から感性を磨き、アーティストや教育者としての土台を築く。「絵画Ⅰ」では洋…
「手わざ」を基礎にオリジナリティのある表現力を養成する分野。西洋画・日本画・彫刻・ミクストメディア・漆・木工芸・染色工芸・視覚伝達デザインの…
芸術体育教育専攻のうち美術教育を専門に学ぶ分野。絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術理論史の5領域を柱に、造形活動や作品制作、鑑賞の指導法を学ぶ…
教育学部10専修の一つ。絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術理論史・美術科教育の6分野で制作と理論研究を行う。小学校コース選択で小学校教諭一種免…
中学校教育コースの美術教育科サブコース。絵画・彫刻・デザインなど幅広い表現技術を学びながら、技能の巧拙で評価しない美術教育の考え方と題材づく…
芸術・体育系教育コースのうち、美術教育を専門に学ぶ区分。絵画・彫刻・デザイン・工芸など幅広い表現技術を美術理論・美術史とあわせて学び、自己表…
教科教育コース(言語・社会教育系〈国語・社会・英語〉、理数教育系〈数学・理科〉、音楽・美術・保健体育・生活科学〈家庭〉・技術の各教育系、計9…
粘土・木・石・金属など多様な素材による立体造形表現を学ぶ領域。塑造(粘土)、木彫、石彫に加え、ブロンズ鋳造や乾漆、テラコッタといった伝統技法…
4系13専攻のうち、美術専攻。表現基礎を経て絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術理論・美術史を2年次まで幅広く学び、3年次から絵画・デザイン・工…
入学定員12名。絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術理論/美術史の5領域を学ぶ専攻。技術の習得だけでなく「色とは、形とは、材料とは何か」を深く見…
教科教育コース10専修のうち、図画工作・美術専修。絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術理論/美術史・美術科教育の6領域をバランスよく学び、1・2…
小学校・中学校(美術)の教員をめざす専修。絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術史を、学外実習や展覧会開催など体験型授業を通じて学び、制作と鑑賞の…
図画工作・美術の高い専門性・実技力を持つ小学校・中学校教員をめざすコースです。絵画・彫刻・デザインなど幅広い表現技術を学びながら、上手・下手…
楷書法・草書法・篆法などの実技科目と、中国書道史・文字学・古筆学・書論といった理論科目を両輪で学ぶ専攻。3年次に3専攻から選択する学科の一つ…
映画・演劇・美術・メディアなど異文化交流や芸術表現をめぐる多様な表象を、理論と作品分析の両面から研究するコース。「表象システム論」「表象メデ…