きみは美術史・芸術学研究のことを、「絵を描くのが得意な人が行く学部」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、この分野は作品を「作る」のではなく「読み解く」学問なんだって。1枚の絵がなぜ描かれ、なぜ評価されてきたのかを、歴史と理論の両方から探る研究の航路を照らしてみるよ。
美術学部の一部で、絵や彫刻を作る授業もついてくる。美術館が好きな人がなんとなく選ぶ学問。作品を作れないと入れない——美術史・芸術学研究って、そんなふうに思われがちなんだって。
実際の美術史・芸術学研究は、作品を自分で制作するのではなく、すでにある作品や芸術という現象を「研究対象」として分析する学問なんだって。1枚の絵画がどんな時代背景で描かれ、どんな技法が使われ、なぜ美術史の中で重要とされているのか——史料を読み解き、作品を実際に観察し、時には科学的な分析も取り入れながら明らかにしていくんだ。
「作る」実技系の美術(制作)とは、目指す進路がはっきり異なるんだって。作家やデザイナーを目指すのではなく、学芸員(美術館・博物館で作品を研究・管理する専門職)、研究者、評論家、アートを社会につなぐアートマネージャーといった、作品を「読み解き、伝える」側の専門家を育てる学問なんだよ。
美学(そもそも「美しい」とは何かを哲学的に考える分野)と、美術史(具体的な作品や時代を研究する分野)の2つが土台になっているんだって。「美学美術史学科」のような名前の学科・専修が、多くの大学に置かれているんだ。作品の見方を鍛えたい人にとって、一生ものの視点が身につく学問なんだよ。
時代や地域ごとの美術の流れを研究する分野だよ。1つの作品を、その時代の社会背景と結びつけて読み解くんだって。
「美しさとは何か」「芸術とは何か」を哲学的に考える分野なんだって。感覚だけに頼らず、論理で美を考える力を養うよ。
美術館・博物館で作品を収集・保存・展示する専門知識を学ぶ分野だよ。学芸員資格の取得にもつながるんだって。
歴史的な作品や文化財を、科学的な分析も交えながら研究し、後世に残す方法を学ぶ分野なんだって。
X線や顔料の成分分析を使って、絵画がいつ、誰によって描かれたのかを科学的に調べる研究だよ。
作品の並べ方や照明が、観客の作品理解や感動にどう影響するかを研究しているんだって。
浮世絵などの日本美術が、海外でどう受け止められ、評価が変化してきたかを分析する研究だよ。
現代アート作品がどのような基準で評価され、価値づけられていくのかを社会学的に分析する研究なんだって。
こんなきみには、美術史・芸術学研究の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。美術史・芸術学研究以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
美術史・芸術学研究の先には、こんな港(仕事)が見えてくるよ。学芸員は国家資格で、大学で定められた科目を履修する必要があるから、取得を目指すなら志望校のカリキュラムを確認してね。
学べるんだって。この分野は作品を「制作する」のではなく「研究する」ことが中心だから、絵の上手さは基本的に求められないよ。むしろ文章で分析・表現する力や、史料を読み解く力が重視されるんだ。
大学によって重なる部分もあるけれど、「美術(制作)」は絵画・彫刻などの実技(作品制作)に軸を置くことが多く、「美術史・芸術学研究」は理論・歴史研究に軸を置く傾向があるんだって。「作りたいか、研究したいか」で選ぶ目安になるよ。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてみてね。
学芸員資格を取得できても、それだけで美術館・博物館で働けるとは限らないんだって。資格取得を目指しつつ、大学院への進学や、関連する仕事(アートマネージャー等)も視野に入れておくと選択肢が広がるよ。
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