きみは哲学のことを、「答えの出ない問いをぐるぐる考える、浮世離れした学問」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、実はそれこそが哲学の本質なんだって。哲学・倫理学は、「正しさとは何か」「幸せとは何か」といった、誰もが一度は考えたことのある問いに、先人たちの思考を土台にしながら、自分自身の論理で向き合っていく学問みたいなんだ。実際の学問としての哲学・倫理学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
答えの出ない哲学的な問いについて、ひたすら考え続ける、実生活には役立たない浮世離れした学問——哲学・倫理学ってそんなふうに思われがちなんだって。
過去の哲学者たちが積み重ねてきた議論を体系的に学びながら、AIの倫理やSNS社会の問題など、現代の具体的な課題に対しても、根拠を持って自分の考えを組み立てる論理的思考力を鍛える学問——それが実際の哲学・倫理学の姿なんだって。
哲学と聞くと、答えの出ない抽象的な問いについて延々と考え続ける、実生活とは縁遠い学問というイメージを持つ人が多いかもしれないね。でも実際に大学で学ぶ哲学・倫理学は、過去の哲学者(ソクラテス、カント、ニーチェなど)がどんな問いを立て、どう考えたかを体系的に学びながら、その考え方を土台に現代の具体的な問題に向き合う実践的な学問なんだって。
たとえば「自動運転車が事故を避けられない状況で、どちらの人を優先すべきか」という問いは、まさに倫理学が扱う「トロッコ問題」に通じるテーマなんだって。答えが一つに定まらない問題に対して、感情論ではなく論理的な根拠を持って自分なりの答えを組み立てる力を養う、非常に実践的な思考トレーニングの学問だよ。
古代ギリシャから現代まで、哲学者たちがどんな問いを立て、どう考えてきたかを歴史的に学ぶ分野だよ。過去の思想の積み重ねを理解することで、現代の問題を考える土台を作るんだって。
「何が正しい行為なのか」を体系的に考える分野だよ。個人の道徳だけでなく、AIやバイオテクノロジーなど、新しい技術がもたらす倫理的な課題も扱うんだって。
筋道立てて考えて、正しい推論をするためのルールを学ぶ分野だよ。哲学だけでなく、あらゆる学問の議論を支える基礎的な思考力を養うんだって。
仏教や儒教など、東洋の思想がどう発展してきたかを研究する分野だよ。西洋哲学とは異なる価値観や考え方に触れられるんだって。
医療技術やAI、環境問題など、現代社会が直面する具体的な課題を、倫理学の視点から検討する分野なんだって。
避けられない事故の状況で、AIがどんな判断基準を持つべきかを、倫理学の理論から検討する研究なんだって。
病気の治療のための遺伝子編集と、能力を高めるための遺伝子編集の境界線を、生命倫理の視点から考える研究だよ。
オンラインでの自己表現とオフラインでの自分との関係を、哲学的なアイデンティティ論の視点から考察する研究なんだって。
気候変動対策のように、まだ生まれていない世代の利益をどう考慮すべきかを、倫理学の視点から検討する研究だよ。
こんなきみには、哲学・倫理学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。哲学・倫理学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
哲学・倫理学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるよ。教員を目指す場合は、倫理・公民の教員免許を取得できるかどうかが大学によって違うから、そこは覚えておいてほしいんだ。
特定の職業に直結する資格や技能ではないけれど、哲学で培う「本質を見抜く力」「論理的に考える力」「複雑な問題を整理する力」は、業界を問わず評価される汎用的な力なんだって。
多くの大学では「哲学・倫理学科」のように一つの学科としてまとめられていて、哲学(存在や認識についての根本的な問い)と倫理学(何が正しい行為かという問い)を両方学べることが一般的なんだって。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてみてね。
過去の哲学者の難解な文章を読む機会は多いけど、最初から読みこなせる必要はなくて、大学で読み方や考え方を一から学んでいくんだって。粘り強く考え続ける姿勢が大切だよ。
長い歴史をもつ哲学・倫理学の知を学ぶと共に、現代世界に差し迫った思想的諸問題について考えていく研究室です。現代英米倫理学や現象学、心の哲学、…
外国や諸民族との対比を通じて、日本的なものの考え方や価値観が歴史のなかでどう形成されてきたかを、古代から現代までの思想的・文化的営みに即して…
アーリヤ諸部族の言語文化からインドで興った仏教がチベット・東アジア・東南アジアへ広がるまでの3000年を超える時代を対象とし、ヴェーダやウパ…
古代ギリシアから近世フランス・ドイツ、現代までの哲学者の思想を「知恵」として学ぶコース。カント・ライプニッツらの近世哲学やメタ倫理学・応用倫…
芸術・文学・映像・歴史・宗教など自分の関心のある分野を組み合わせて思想を学べるコース。現代思想概論に続き、現代倫理学・比較思想研究・分析哲学…
哲学歴史専修課程の1専攻。「正義とは何か」「人間が生存する意味は何か」といった古典的な問いを、現代的視点も取り入れながら追求する。「哲学史概…
古代ギリシア哲学から中世哲学・近現代哲学、応用倫理学、中国哲学までを対象とし、「存在するとはどういうことか、認識するとはどういうことか、行為…
5つのコースの一つ。思想・哲学、歴史学、文学・芸術、民俗学、人類学など人文科学とその周辺領域を学際的に学び、人間社会が織りなす文化の諸様相を…
当たり前とされる見方から距離を取り、ものごとの成り立ちの根拠を問い直す学問である哲学を学ぶ専攻。2018年度に新設され、「哲学プラクティス」…
哲学(学問自体の根本を問う)、倫理学(「よく生きる」とは何かを倫理思想史から考える)、美術史(視覚表象を実証的・理論的に読み解く)の3分野を…
人間のいのちや社会正義といった現代的な課題を、キリスト教的価値観に立脚して考察する系。1〜2年次に旧約聖書・新約聖書、教義学、キリスト教の歴…
西洋哲学の古典的なテクストとの対話を通じて、存在・知識・価値をめぐる根本問題を考察する専修課程(思想文化系)。演習形式で原典を読み解きながら…
諸子百家や朱子学・陽明学など中国の思想と文化を、古典文献の精読を通じて研究する専修課程(思想文化系)。近年は宗教・科学・政治思想・教育思想へ…
古代ギリシア以来継承・展開されてきた哲学の精神を、現代に生きる者として批判的に検討・理解・継承するコース。1年次に哲学的なものの見方の基礎を…
西洋哲学の一分野としての美学、諸芸術ジャンルの理論的考察(芸術学)、歴史的・実証的研究(芸術史)を扱うコース。1年次に哲学的なものの見方の基…
2年次から分かれる4コースの一つで、インド・南アジアの思想、歴史、文化を包括的に学ぶコース。サンスクリット語やヒンディー語といった言語習得に…
先人の思索の過程をたどりながら思考を深め、生きる中で抱く疑問の本質を見抜く知性と感性を磨く専攻。哲学・倫理学・美学・キリスト教学の4分野を学…
哲学科は2年次から「哲学・思想史系」と「美学・美術史系」のどちらかを選ぶ。本系では古代ギリシアから近世・現代に至る西洋哲学や政治・社会・宗教…
西洋哲学・東洋哲学・諸宗教の知識を横断的に学び、現代思想や宗教学理論、フィールドワークにも取り組む人文学科の1コース。神話、イスラーム文化、…
二松学舎の伝統を活かした思想史の研究に加え、歌舞伎や落語などの近世芸能史、地理学や民俗学など幅広い分野を通じて時代にとらわれない思考力を身に…
本を読み、議論を重ねながらじっくり考える力を養う専攻。1・2年次に基礎訓練を行い、3・4年次の「哲学演習」で文献の本格的な読解に取り組む。「…
西洋哲学、倫理学、中国哲学・倫理学、旧約聖書学、新約聖書学、宗教哲学、宗教学など複数の重点領域から関心分野を選び、入門科目から基礎研究・演習…
プラトンからカント、ウィトゲンシュタインに至る西洋哲学(存在論・認識論・倫理学・言語哲学など)と、古代ギリシャ語・ラテン語の原典講読による西…
哲学・倫理学の伝統的課題に加え、現代の諸問題にも取り組むプログラム。文献読解・ディスカッション・プレゼンテーションを通じて、世界と人間に対す…
「学問と実社会を自由に横断する“真の知性人”を育成する」ことを方針とする、文学部人間学科の1コース。西洋哲学史・仏教思想・宗教学などの基盤科…
欧米やアジアの文化・思想・宗教・文学を学び、多文化共生の視点から人間観・世界観の違いを理解するコース。1年次の基礎科目「聖書の世界」を起点に…
哲学・思想論分野と芸術コミュニケーション分野の2つから成るコース。哲学・思想論分野では世界や人間、知識を根源から問い直し明晰に考え表現する力…
哲学分野と人間学分野の2つで構成されるコース。哲学分野では西洋・東洋の思想史や倫理学など思考の基礎を、人間学分野では人間の心・身体・文化的存…
3コースの1つ。2年次に哲学・倫理学、社会学、文化人類学を横断的に学んだのち、3年次からいずれかの分野に進んでさらに専門性を深める。地域での…
1年次に哲学・言語学・文化人類学・考古学・文化史の基礎を学んだのち2年次以降に進む3コースの1つ。科学技術による生命操作の是非など私たちが直…
存在・知識・価値をめぐる哲学の根本問題を、プラトンやアリストテレスから現代の哲学者まで、原典の読解を通じて考察する分野です(文献思想学系)。…
中国の思想を、道教・中国仏教から自然科学・言語学まで幅広い視野で、古典文献の読解に基づいて研究する分野です(文献思想学系)。日本・朝鮮半島に…
西洋の哲学者たちの思索を多様な講義科目や著作から学び、哲学の理論的・歴史的知識を修得。「哲学概説」では幸福とは何か、道徳の原理、知識とは何か…
哲学・思想史や外国文化、ジェンダー論、現代世界情勢などを学び、多文化が共生する現代社会をとらえる専攻。サブカルチャーやAIといった現代的事象…
哲学・倫理学、歴史学、考古学などの視点から世界諸地域の文化を探究するコース。2024年度に4地域別コースから学問分野別の3コース制へ再編され…
人間存在を哲学・社会思想史の視点から問い直す研究、現代社会を原理的・実証的に分析する研究、発達と教育を歴史的・実証的に捉える研究、人間の精神…
心の哲学・言語哲学から生命の哲学・宇宙論の哲学まで、西洋近代哲学と現代の最先端の諸理論を学びつつ、新しい時代の哲学を幅広く追求する専修です。…
1・2年次の共通の学びを経て3年次から進む2専攻の1つ。あらゆる偏見・独断・権威から自由になって考えることを学びの重点とし、古代哲学から現代…