「本が好きな人が、感想を語り合う学問」——きみもそんなイメージを持っていないかな? 実はそれ、文学の楽しみ方のほんの一つに過ぎないんだって。ボクが図鑑で調べてみたら、文学は作品を「なぜそう書かれたのか」「どんな時代背景や技法が使われているのか」という視点から、根拠を持って分析していく学問なんだよ。実際の学問としての文学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
好きな小説をたくさん読んで、感想を語り合う。読書が趣味の延長のような、自由で感覚的な学問——文学ってそんなふうに思われがちなんだって。
「面白かった」という感想を出発点にしつつも、なぜその表現が効果的なのか、その作品が書かれた時代背景や作者の意図は何かを、テキストの根拠に基づいて論理的に分析していく——それが学問としての文学なんだって。
文学部での学びは、単に本をたくさん読んで感想を述べ合うことじゃないんだ。一つの作品を、文章の構造・言葉の選び方・比喩表現・時代背景など、さまざまな角度から分析して、「なぜこの作品はこう解釈できるのか」を根拠を持って説明する力が求められるんだよ。
たとえば同じ小説でも、書かれた時代の社会状況を踏まえて読むのと、作者の他の作品と比較しながら読むのとでは、まったく違う解釈が生まれるんだって。「面白い」「感動した」という感覚的な感想を出発点にしながらも、それを裏付ける根拠をテキストの中から見つけ出し、論理的な文章として組み立てていく——そんな読解力と分析力が鍛えられる学問だよ。
明治以降の日本文学や、近年の作品を対象に、社会の変化と文学表現の関係を研究する分野だよ。時代ごとの価値観の変化が、作品にどう表れているかを読み解いていくんだって。
古文・漢文で書かれた作品を対象に、当時の言葉遣いや文化的背景を踏まえて読み解く分野だよ。現代の感覚とは異なる価値観に触れることで、多様な物の見方を学べるんだって。
海外の文学作品を、原語または翻訳を通して研究する分野だよ。異なる文化圏の価値観や表現方法を学べるんだって。
「そもそも文学作品をどう分析すべきか」という方法論そのものを学ぶ分野だよ。同じ作品でも、どの理論的な枠組みを使うかによって見え方が変わることを学ぶんだって。
異なる国・言語の文学作品を比較して、共通点や影響関係を探る分野だよ。一つの作品を一つの国の文脈だけでなく、世界文学の中に位置づけて読み解くんだって。
SNSで生まれた新しい言葉遣いや表現が、現代の小説にどう取り入れられているかを分析する研究なんだって。
海外文学作品の複数の日本語訳を比較して、翻訳者によって作品の印象がどう変わるかを分析する研究だよ。
特定の都市を舞台にした複数の作品を比較して、その時代の社会の空気感がどう描かれているかを研究するんだって。
かつて新聞に連載されていた小説が、当時の読者にどう受け止められ、社会にどんな影響を与えたかを史料から分析する研究だよ。
こんなきみには、文学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。文学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
文学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるみたいだよ。教員を目指す場合は、国語の教員免許を取得できるかどうかが大学によって違うから、そこは覚えておいてほしいんだ。
文学は既存の作品を読み解き・分析することが中心の学問で、自分自身の小説・詩・シナリオを書くこと(創作)を中心に据えた学問は「文芸(創作)」という別の学問領域として紹介しているんだって。「読み解きたいか、書きたいか」で選ぶ目安になるよ。
文学部は作品そのものの分析・研究に重点を置くのに対して、外国語学部は言語の運用能力(話す・書く力)の習得に重点を置く傾向があるよ。ただし外国文学を扱う学科は両方の要素を持つこともあるから、カリキュラムでの確認が必要なんだ。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてみてね。
読書が好きという気持ちは大きな武器になるけど、大学では感想にとどまらず、根拠を持って分析し文章にまとめる力が求められるんだって。読むだけでなく、書く・考える力も鍛えられるよ。
文学部そのものが就職を制限するわけじゃないんだって。出版・マスコミだけでなく一般企業や公務員など幅広い進路に進む学生が多いんだよ。文章力・読解力は業界を問わず評価される力だよ。
1年次で人間文化の基礎を幅広く学んだのち2年次から選択する2コースの一つ。言語や芸術作品を通じて文化の成り立ちや人々の理解をめざし、文化の振…
文芸・思想、歴史・考古学、心理・人間科学の3メジャーからなる学科。1年次終了時に主専攻(メジャー)を選び、さらに14分野から副専攻(サブメジ…
文学作品だけでなく映画やマンガも含む「テクスト」を対象に、文学理論・比較文学・文化研究の手法で分析するコース。概論で基礎を養った後、比較文学…
日本語・日本文学や英語圏文学、日本語学を学ぶ「文学・言語科目群」、歴史・地域文化・心理学を学ぶ「史学・文化・人間心理科目群」、メディア文化論…
出願時に選択する6コースの一つ。文学部の幅広い科目群から自由に選択し、現代社会で活躍するための教養力を自分なりにデザインしていくコース。ホス…
出願時に選択する6コースの一つ。公立図書館だけでなく学校図書館・大学図書館・国立国会図書館・専門図書館など多様な館種に対応したカリキュラムで…
人間の思想・文学・芸術のありかたなどの理解を深めるとともに、現代文明と地域文化・社会について、その特質と発展の歴史を探るコース。「哲学・美学…
「現代文芸論」は最近の文学作品を指すのではなく、文学を現代的な視点から捉える専修課程(言語文化系)。翻訳論・批評理論・世界文学論をはじめ、亡…
古代ギリシャ語・ラテン語で書かれたあらゆる文献を対象とする専修課程(言語文化系)。現存する写本の多くが10世紀以降の書写であるため、写本を比…
文学・芸術・思想・文化史などの対象を、地域・時代・内容を限定せずまたぐように学べる専修。物語文化・現代社会・歴史思想の3メジャーと、物語や神…
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特定の言語・地域の枠を超えて、文学作品や文化現象を理論的に読み解くコース。文学理論や思想史、文化人類学、宗教学、表象文化論などの科目を通じて…
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文学・歴史・社会学の視点から日本や国際社会の諸問題を探求する専攻。四日市の伝統祭りを扱う都市祭礼論やマンガ・アニメ等を分析するサブカルチャー…
古代ギリシア・ローマの人々が「よく生きるために」創出したギリシア神話・叙事詩をはじめとする文学諸ジャンルや、民主制・共和国の理念などを研究す…
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西洋と日本の近代文学の相互関係を中心に、オリエンタリズムやジャポニスムといった文化交流と、「西洋」「日本」という枠組み自体の構築過程を研究す…
2年次から選択する4コースの一つ。日本語学・英語学と日本文学・英文学・中国文学の両面から言葉と文学を深く学ぶコース。1年次の「人文学の知」科…
言語・文学・歴史からサブカルチャーまで人間のあらゆる文化を研究する学科。日本文化史・日本古代史・西洋史・日本近代文学・中国文学思想・ドイツ思…
英語・英語圏文学、日本語・日本文学、演劇・映画研究の3分野を横断的に学んだうえで、2年次から選択する2コースの一つ。シェイクスピアなど英語圏…
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2年次から所属する3コースの一つ。古代から近現代までの日本文学作品を読み解き、作者の精神や時代思潮、文化的背景など幅広いテーマを探究する。中…
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英文学・米文学・英語学の3分野で構成される専攻。1年次に「英文学史」「米文学史」「英語学概論」を通年で学び基礎を固め、英語でコミュニケーショ…
日本語学と国文学(古典から近現代)を二本柱とするコース。1年次に概論と時代ごとの文学史を学び、学年が進むにつれて文献の読解・実証的な分析へと…
現代中国語の運用力を養う科目を基礎に、中国現代文化・中国現代語学・中国古典文献・中国古典文学の4領域を、概論・講読・演習と段階的に学ぶコース…
英語圏の言語・文学・文化を、原典講読と少人数の演習を通じて専門的に学ぶ専修。1・2年次に読解力や論述の基礎を固め、3・4年次のゼミで発表・議…
ドイツ語圏の文学・思想・文化を、語学力の養成と並行して学ぶ専修。1・2年次に入門・基礎の演習と講義で読解力や論述の基礎を固め、3・4年次の少…