結論から言うと、電気工学は発電所や送電網のような「大きなエネルギーとしての電気」、電子工学は半導体やICのような「小さな信号としての電気」を扱う分野なんだ。でもいちばん大事なのはここから——ボクが図鑑で数えてみたら、この2つを別々の学科に分けている大学は電気工学が11大学・電子工学が5大学しかなくて、「電気電子工学科」などにまとめている大学が78大学・118学科(シンロノズカン調べ・2026年)。つまり分かれているほうが少数派なんだ。だから受験生にとっての本当の問題は「どちらを選ぶか」ではなく、「分かれていない大学で、自分の興味をどう見つけるか」なんだよ。
電気工学は、発電・送電・変電・モーターなど、大きな電力を作り、運び、動かす技術の分野だよ。電力工学・電気機器・パワーエレクトロニクス・高電圧工学といった科目が並ぶんだ。再生可能エネルギーの導入や電気自動車の普及で、電気を効率よく変換・制御する技術の重要性はむしろ上がっているんだって。国家資格の電気主任技術者(電験)は、この分野に関係する代表的な資格だよ(認定校なら実務経験で取得できる仕組みがあるから、志望校が認定を受けているかは要確認なんだ)。
電子工学は、半導体・集積回路(IC)・センサー・通信機器など、小さな電気信号を精密に制御する分野なんだ。半導体デバイス・電子回路・信号処理といった科目が中心で、スマートフォンの中身も、AIを動かす半導体チップも、この分野の産物だよ。日本が国を挙げて半導体産業に投資している時期でもあって、求人の面でも追い風が吹いている領域なんだって。
同じ学部に「電気工学科」と「電子工学科」を並べている大学を見ると、違いがくっきり分かるんだ。同志社大学の「電気工学科」と「電子工学科」(理工学部)、日本大学の「電気工学科」と「電子工学科」(理工学部)が代表例だよ。カリキュラムを見比べると、電気側は電力・エネルギー、電子側は回路・デバイスに重心が置かれているのが分かるんだって。単独で「電気工学科」を置く大学には東京理科大学・福岡大学・山陽小野田市立山口東京理科大学などがあるよ。電子工学を学べる学科がどの学部に置かれているかは電子工学科は何学部にあるの?でまとめて照らしているよ。
東京大学・京都大学の「電気電子工学科」、九州大学の「電気情報工学科」、慶應義塾大学の「電気情報工学科」、東北大学の「電気情報物理工学科」のように、電気・電子・情報をまとめた統合型が主流なんだ。理由はシンプルで、現代の技術が電気と電子を分けられなくなっているから。電気自動車もロボットも、大電力の制御と精密な電子回路の両方が要るんだよ。統合型では2〜3年次にコース選択があることが多くて、法政大学の「電気電子工学科」のように電気エネルギー・回路デザイン・通信システム・知能ロボットなど5コースから選ぶ構成の大学もあるんだって。
モーターやバッテリーなど「動力としての電気」に近いのは電気工学、センサーや制御回路など「頭脳としての電子回路」に近いのは電子工学だよ。ただしロボットも電気自動車も両方の知識が必要だから、実は電気電子工学科のような統合型がいちばん素直な選択なんだ。法政大学のように学科の中に「知能ロボットコース」を持つ大学もあるよ。
半導体は電子工学の中心テーマだけど、統合型の学科でも半導体・デバイス系の研究室は普通にあるんだ。学科名で決めるより、その大学に半導体の研究室があるかを見るのが確実だよ。近年は半導体に特化した学科・学部の新設も相次いでいるから、最新の募集要項も確認してね。
電験には、指定された科目を修めて卒業し実務経験を積むことで試験の一部が免除される認定校の仕組みがあるんだ。認定を受けているかは大学・学科ごとに違うので、電力会社やインフラ系を志望するなら募集要項で「電気主任技術者」の記載を必ず確認してね。電気工学系のほうが認定校は多い傾向だよ。
ざっくり言うと、電子工学は電気が流れるハードウェアそのもの、情報工学はその上で動くソフトウェアや計算のしくみを扱うんだ。境目にあるのが通信や組み込みシステムだよ。違いの詳しい整理は情報科学と情報工学とシステム工学の違いも参考にしてね。
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