「車やロボットを作る学問」——きみもそう思っていないかな? 間違ってはいないけれど、実はそれ半分だけなんだって。ボクが図鑑で調べてみたら、機械工学は動くもの・力がかかるものすべての「なぜ動くか」「どう設計すれば壊れないか」を、物理と数学で解き明かし形にする学問なんだよ。実際の学問としての機械工学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
工場でロボットや部品を組み立てる。車やバイクが好きな人が、整備士やエンジニアを目指して学ぶ。ものづくりが好きなら向いている、感覚的・職人的な世界——機械工学ってそんなふうに思われがちなんだって。
力学・熱力学・材料力学・流体力学という4つの物理の柱を使って、「どんな形にすればこの部品は壊れないか」「どう設計すればエネルギーを無駄にしないか」を数式で計算し、コンピュータでシミュレーションしながら形にしていく——それが機械工学なんだって。
「ものづくりが好き」という気持ちだけで機械工学を選ぶと、入学後に面食らうかもしれないよ。大学の機械工学科でまず学ぶのは、部品を組み立てる実習よりも先に、「力学」「熱力学」「材料力学」「流体力学」という4つの物理の柱なんだって。橋や自動車のパーツにどれだけの力がかかっても壊れないかを計算したり、エンジンの中で熱がどうエネルギーに変わるかを数式で表したりするんだよ。
たとえば「自転車のフレームを軽くしたいが、体重をかけても折れないようにしたい」という課題に答えるには、感覚的な「たぶん大丈夫」ではなく、材料にかかる力を数式で計算し、どこまで薄くできるかを導き出す必要があるんだって。近年はこの計算をコンピュータ上のシミュレーションで行う機会も増えていて、数学・物理の知識に加えて、プログラミングやCAD(設計ソフト)を使いこなす力も求められるようになってきているんだよ。
物体に力がかかったときに、どこがどれだけ変形し、どこから壊れるかを計算する分野だよ。橋・自動車のフレーム・スマートフォンの筐体など、身の回りのあらゆる「壊れてはいけないもの」の設計に欠かせない、機械工学の基礎中の基礎なんだって。
熱とエネルギーがどう移り変わるかを扱う分野だよ。エンジンがガソリンの燃焼エネルギーをどう動力に変えているか、エアコンがどうやって熱を移動させて部屋を冷やしているか、といった「熱を使いこなす」しくみを数式で理解するんだって。
空気や水といった「流れるもの」の動きを扱う分野だよ。飛行機の翼にどう風が当たれば揚力が生まれるか、自動車の形を変えると燃費がどう変わるか、といったテーマを扱うんだって。スポーツカーのデザインや扇風機の羽根の形にも流体力学が使われているんだよ。
物体が動くときの運動そのものを扱う分野だよ。ロボットアームがどう動けば目的の位置に正確に届くか、車の振動をどう抑えるか、といった「動き」をコントロールする技術を学ぶんだって。ロボット開発の中心となる分野だよ。
これまでの力学の知識を組み合わせて、実際に「使える部品・機械」を設計図に落とし込む分野だよ。コンピュータ上の設計ソフト(CAD)を使い、強度計算やシミュレーションを重ねながら、実際に製造できる形にしていくんだって。
自動車が衝突したときに、乗員への衝撃をできるだけ小さくする車体の形や材料の組み合わせを、コンピュータシミュレーションと実験の両方で検証する研究なんだって。
人の関節のようになめらかに動き、繊細な力加減で物を持てるロボットアームを、機構設計と制御工学の両面から開発する研究だよ。介護や医療現場での活用が期待されているんだって。
軽いほど良いわけじゃなくて、軽くしすぎると壊れやすくなるんだって。材料力学の計算とシミュレーションを使い、「軽さ」と「壊れにくさ」を両立するフレーム形状を追求する研究だよ。
風を効率よく電力に変えるためには、羽根の形が重要なんだって。流体力学のシミュレーションを使って、より少ない風でも多くの発電量を得られる形状を探る研究だよ。
こんなきみには、機械工学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。機械工学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
機械工学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるみたいだよ。
機械工学は「力」「熱」「流れ」といった物理現象を使ってモノの形や動きを設計する学問、電気電子工学は電気信号や回路を使って情報やエネルギーを制御する学問だよ。ロボットや自動車は近年どちらの知識も必要になるから、大学によっては両分野を融合したコースもあるんだって。
力学・熱力学・流体力学はいずれも数式を使って現象を説明するから、高校レベルの数学(微分積分)・物理の理解は前提になるよ。入学後に基礎から学び直す機会もあるけど、数学・物理への苦手意識が強いと苦労しやすい分野なんだって。
自動車・電機・機械・プラントなど「ものを作る」産業の多くが機械系の人材を必要としているから、活躍できる業界は幅広いんだって。ただし専門性を活かすには、大学院まで進学して研究を深める学生も少なくないよ。
自動車や建設機械、産業用ロボットなど幅広い分野を対象に、機械工学とロボット工学の基礎から応用までを段階的に学ぶ。3年次に両分野の専門知識を修…
機械・エネルギー分野に属し、力学・設計・制御・生産に関する専門知識と、計測技術やデータ解析、数値シミュレーションをあわせ持つ技術者を養成する…
機械力学・流体力学・熱力学・材料力学を共通の土台とする柔軟なカリキュラムを編成し、自動車や航空宇宙、原子力など幅広い分野で「木を見て森も見通…
機械工学科で3年次から選べる3コースの一つ。制御工学やロボット工学に人間工学・生活工学の視点を組み合わせ、知的機械システムや人にやさしい機械…
機械工学科で3年次から選べる3コースの一つ。機械力学と材料力学を基盤に、人と環境にやさしい機械やシステムの設計・ものづくりに対応できる力を養…
材料力学・流体力学・機械力学の基礎を2年次前期までに固めたのち、2年次後期から選択する2コースの一つ。ロボット工学やメカトロニクスなど機械の…
材料力学・流体力学・機械力学の基礎を2年次前期までに固めたのち、2年次後期から選択する2コースの一つ。生体機械工学や医用計測工学など医療・福…
2027年4月に開設予定の学科(入学定員100名、学位は学士〈工学〉)。情報リテラシーも含めた科学と理工学分野におけるグリーン技術の基礎知識…
1年次の「機械知能航空入門」やPBL科目「ソフトパス理工学実践」から始まり、機械システム・知能ロボティクス・航空宇宙など分野別の専門科目、機…
数学・力学・電磁気学・流体力学・材料力学・制御工学など機械工学の基礎を体系的に学び、機械設計工学や計測工学の実験・演習を通じて実践力を養うコ…
機械設計工学・創成学・電子デバイス・破壊力学・トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)・微小機械加工学など、ナノメートルスケールの技術を学ぶコース…
機械工学の基礎から先端まで学んだうえで、機械設計・材料加工を軸とする「スマートデザインプラン」、熱・流体を扱い自動車やエンジンなど暮らしに関…
2年次から選択する3コースの一つ。機械設計と自動車工学を軸に、メカニズム基礎・熱力学・機械設計法などの理論科目と、3D-CAD・CAD活用工…
社会システム工学科3コースのうちモビリティコース。次世代の飛行機・鉄道・自動車その他の移動体など、新しいモビリティ開発に貢献できる人材を養成…
材料力学・熱力学・流体力学・機械力学の4力学を基礎とし、材料構造工学、熱・流体工学、設計生産工学の3講座で専門を深める。プロジェクト型授業を…
機械・電子・通信を融合したメカトロニクス技術を、機械設計・エレクトロニクス・電子デバイス・制御メカトロニクスの4つの学修モデルに沿って学ぶ。…
材料力学・熱流体力学・機械力学などの基礎科目とものづくりセンターでの実習を低学年で固め、高学年では材料・構造・デザイン、熱流体・エネルギー工…
物理学・機械工学・電気工学を基盤に、ものごとの基礎的理解から分析・設計・シミュレーション・実装・検証までの能力を養うコース。福祉・医療支援ロ…
材料力学・機械力学・熱力学・流体力学の4力学を基礎に学ぶ学科で、2年次から分かれる4コースの1つ。熱・流れ・エネルギーに関わる科目を履修し、…
材料力学・機械力学・熱力学・流体力学の4力学を基礎に学ぶ学科で、2年次から分かれる4コースの1つ。機械の設計や製図、加工や組立てとその評価方…
機械と情報技術が融合した機械システム分野の技術者を養成する学科。基盤共通科目で基礎力を身につけたのち、エネルギー機械・設計製造・情報機械の3…
1年次に主専攻を問わず数学・物理学・情報処理の基礎を共通に学んだのち、2年次秋に分かれる2主専攻の一つ。材料力学・流体力学・熱工学・構造力学…
産業情報学科4コースのうち先端機械工学コース。機械工学の基礎に根ざした学問の系統性を尊重した4力学(材料・振動・熱・流体)を修得し、機械工学…
機械力学・材料力学・熱力学・流体力学の四力学を2年次の基礎に据え、メカトロニクスやロボット工学、マイクロ・ナノ工学、医療機器に関わるメディカ…
力学・材料・加工・製図・情報技術といった機械工学の基幹科目を体系的に学ぶコース。各教員の専門分野を生かし、企業や他の研究機関との研究プロジェ…
エネルギーシステム、次世代モビリティ、先端材料・精密加工、社会インフラの安全技術という4分野を柱に、AI・DX・GXなど最新技術も取り入れな…
電気・機械・情報の3分野を統合し、AI・データサイエンスと制御工学を組み合わせて自律的に動作する知能システムを設計するプログラム。機械・電子…
「材料と機械の力学」「エネルギーと流れ」「情報と制御」「設計と生産」の4分野を中核に機械工学を学ぶ学科。伝統的な機械工学に加え、新たな技術・…
2026年4月、機械制御システム学科を改組して開設。力学モデルとシステム制御を扱う「システムダイナミクス」、設計から廃棄・再利用までを最適化…
2026年4月、生命科学科を改組して開設。身体運動のメカニズムを扱うスポーツ工学分野の専門知識とエンジニアリング技術を修得するコース。運動生…
機械工学系に置かれる設計・解析のコース。1年次は材料・機械・熱・流体という機械工学の核となる4力学を体系的に習得したうえで、2年次以降は多様…
機械工学系に置かれる加工・制御のコース。1年次は材料・機械・熱・流体という機械工学の核となる4力学を体系的に習得したうえで、2年次以降は先端…
情報メカトロニクス学科の4コースの一つ(2年次後半に選択)。3D設計・自動制御・センシングなどのハードウェア技術と、ロボット言語・組込みシス…
情報メカトロニクス学科の4コースの一つ(2年次後半に選択)。機械の設計・製作に必要な技術的知識に加え、3次元CADや工業デザイン、人間工学な…
「先端技術と人をつなぐ」をテーマに、CAD/CAM/CAEを活用した設計手法を学ぶデザイン・設計系、熱・流体や計測・制御を扱うエネルギー・制…
機械・電気・情報を横断してロボット技術を学ぶ学科。機械製図や電気回路を学ぶハードウェア系と、プログラミングや制御技術を学ぶソフトウェア系の2…
自動車・鉄道からドローンまで、身の回りの機器を支える機械工学の基礎から応用までを段階的に学ぶ専攻。設計・製造技術に加え、生産効率や環境保全、…
機械工学とITを融合させ、ものづくりへのIT応用技術を学ぶ専攻。プログラミングや3Dモデリングの基礎を土台に、機械の状態をセンシング・分析す…
力学を基礎に、機械の設計・製作とものづくりを学ぶコースです。1年次に数学・物理を固めたうえで、2年次以降は材料力学・熱力学・流体力学・機械力…
機械・航空・宇宙の技術に関わる問題の本質を把握し、解決の道筋を自ら考え出せる人材の育成を目標とする学科。低学年で数学や機械力学・材料力学・流…
機械工学・電気工学・電子工学・情報工学・制御工学の知識を統合し、最先端のロボット研究・開発に取り組む学科。1年次からロボットづくりに挑戦し、…
ソフトウェア(プログラミング)とハードウェア(機器製作)の両分野を学ぶ専攻。数学・物理の基礎から機械工学とロボティクスの専門技術、制御工学や…
ものづくりを支える力学と精密な設計・制御技術を学ぶ学科。1年次に数学・力学・情報処理などの基礎を固め、2年次から四力(材料力学・熱力学・流体…
機械工学・電気電子工学・物理学の3つの学問分野と、「エネルギーの創出と利用」「物質の理解と材料・デバイスの創成」「ものづくりとシステムの創造…