「化学科と同じことを学ぶ学問」——きみもそう思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、応用化学は化学の理論を土台にしながらも、それを実際に「使える製品・技術」に落とし込むことを目的とした、ものづくり色の強い学問なんだって。実際の学問としての応用化学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
化学科とほとんど同じで、名前が違うだけ。実験をする学問という漠然としたイメージ——応用化学ってそんなふうに思われがちなんだって。
物質の性質を理論的に理解する化学の基礎知識を土台にしつつ、「この性質をどう製品や技術に活かせるか」という工学的な視点で、実際に社会で使われる素材・製品を生み出すことを目指す学問——それが応用化学の正体なんだって。
化学科と応用化学科は同じような実験を行う場面も多くて、違いがわかりにくいと感じるかもしれないね。大きな違いは目的意識にあるんだって。化学科が「なぜこの反応が起きるのか」という現象の解明そのものを重視する基礎科学的な色合いが強いのに対して、応用化学科は「この反応を使って、どんな役に立つ製品が作れるか」という、実用化・製品化を強く意識した学問なんだよ。
たとえば「軽くて丈夫な新素材」を開発するには、化学の基礎理論(なぜ分子の結合を工夫すると強度が上がるのか)を理解した上で、実際に量産できるコストや安全性まで考慮する必要があるんだって。理論と実用のちょうど橋渡しをする、工学的な思考が求められる分野だとわかるよね。
炭素を中心とした化合物を、目的の性質を持つように設計・合成する分野だよ。医薬品や機能性材料の開発に直結する分野なんだって。
電池・半導体・繊維など、社会で実際に使われる材料の性質と製造方法を学ぶ分野だよ。新しい機能を持つ材料の開発に取り組むんだって。
実験室レベルで発見された反応を、工場で大量生産できる形にどう設計するかを学ぶ分野だよ。反応の効率やコスト、安全性を考慮したプロセス設計を行うんだって。
環境への負荷が少ない化学プロセスや、再生可能な原料を使った物質生産を学ぶ分野だよ。持続可能な社会づくりに直結するテーマなんだって。
プラスチックやゲルなど、特定の機能(軽さ・弾力性・吸水性など)を持つ材料を開発する分野だよ。日用品から医療機器まで幅広く応用されているんだって。
より多くの電気をためられて、長持ちする電池の材料を、化学構造の工夫によって開発する研究なんだって。
環境中で分解されにくいプラスチックを、化学反応によって効率よく分解する触媒を研究しているんだって。
手術後に体内で自然に分解・吸収される縫合糸や医療材料を、化学的に設計する研究だよ。
植物により効率的に吸収される肥料の化学構造を研究して、食料生産の効率化に貢献する研究なんだって。
こんなきみには、応用化学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。応用化学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
応用化学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるみたいだよ。
物質の性質そのものを理論的に深く探究したいなら化学科、その知識を使って実際に社会で使われる製品・技術を生み出すことに関心があるなら応用化学科が近いイメージだよ。ただし大学によって内容の重なり方が異なるから、カリキュラムでの確認が必要なんだ。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてね。
どちらも化学メーカーなど幅広い業界への就職実績があるけど、応用化学科は実用化・製品化を意識したカリキュラムだから、企業の研究開発職とのマッチ度が高いと感じる学生も多いみたいだよ。
理論の講義に加えて、実際に手を動かす実験・実習の割合が高い傾向があるよ。地道な実験を繰り返す忍耐力も求められるんだ。
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