きみは「金属を加工する学問」というイメージ、物質・材料工学に持っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、実はそれ、ごく一部にすぎないんだって。この学問は、金属だけでなくプラスチック・セラミックス・新素材まで、あらゆる「モノの材料」の性質を原子レベルから理解して、より優れた材料を作り出す学問なんだよ。実際の学問としての物質・材料工学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
鉄やアルミなどの金属を、溶かしたり加工したりする。工場での金属加工作業に近い、実技寄りの学問——物質・材料工学ってそんなふうに思われがちなんだって。
金属の加工作業よりも先に、なぜこの金属は硬く、なぜあの金属は柔らかいのかを原子レベルの構造から理解して、その仕組みを応用して「より軽く、より強く、より機能的な」新しい材料を設計する学問——それが物質・材料工学の正体なんだって。
物質・材料工学と聞くと、金属の加工作業を連想する人が多いかもしれないけど、大学で学ぶ内容の中心は、材料の性質を原子・分子のレベルで理解することなんだって。たとえば「なぜアルミは軽いのに、鉄よりも強度が低いのか」を説明するには、原子の並び方や結合の仕方についての理論的な理解が必要なんだよ。
この分野が扱う対象は金属だけでなく、プラスチック・セラミックス・半導体材料・炭素繊維など、私たちの身の回りにあるほぼすべての「モノ」の材料に及ぶんだって。スマートフォンの軽量化、自動車の燃費向上、医療機器の高性能化など、あらゆる産業の進化を材料開発という側面から支えている学問だとわかるよね。
金属やセラミックスなどの材料の内部構造(原子の並び方など)が、性質にどう影響するかを学ぶ分野だよ。材料工学のあらゆる知識の土台になるんだって。
鉄・アルミ・チタンなど、金属材料の性質と加工方法を学ぶ分野だよ。強度・軽さ・耐久性など、目的に応じた金属の選び方・作り方を研究するんだって。
陶磁器やガラス、半導体材料など、金属以外の無機材料の性質を学ぶ分野だよ。高温に強い材料や、電気を通さない絶縁材料の開発などに直結するんだって。
プラスチックや炭素繊維など、軽くて機能的な新素材の性質と作り方を学ぶ分野だよ。航空機や自動車の軽量化に欠かせない分野なんだって。
電気を通す・磁力を持つといった特殊な機能を持つ材料を開発する分野だよ。バッテリーや半導体など、最先端技術に直結する分野なんだって。
金属より軽く強度のある炭素繊維の材料を研究して、燃費の良い航空機の実現につなげる研究なんだって。
電気自動車やスマートフォンのバッテリーを長持ちさせる新しい電極材料を研究しているんだって。
人体になじみやすく、拒絶反応を起こしにくい医療用材料を研究する分野だよ。
使用後に分解・再利用しやすい、環境に配慮した高分子材料を研究しているんだって。
こんなきみには、物質・材料工学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。物質・材料工学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
物質・材料工学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるみたいだよ。
物質・材料工学は金属やセラミックスなど「モノの材料としての強度・機能」に重点を置くのに対して、応用化学は化学反応を使った物質の合成や機能性の追求に重点を置く傾向があるよ。大学によって内容の重なり方が異なるから、カリキュラムでの確認が必要なんだ。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてね。
材料の性質を原子レベルの理論で説明する場面が多いから、高校レベルの物理・化学の理解は前提になるよ。
自動車・電機・化学・鉄鋼など、あらゆる製造業が材料開発の人材を必要としているから、活躍できる業界は幅広いんだって。
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