結論から言うと、医療系の学部は「看護学部」=看護師養成に特化した型と、「保健学部」「医療技術学部」=複数の医療専門職をまとめて養成する複合型の2タイプに分かれるんだって。同じ「保健」を名乗っていても、看護師だけを養成する大学もあれば、看護・放射線・検査技術・リハビリまで別々の国家資格につながる専攻を並べる大学もあるから、名前だけではどの資格を目指せるのか読み取れないんだ。看護師になりたいのに大学案内で「保健学部」を勧められて戸惑った、なんてことにならないように、見分け方を一緒に照らしてみようか。
タイプAは、「看護学部」「看護学科」という名前の通り、看護師(および保健師・助産師)の養成に特化したタイプなんだって。学部・学科名から目指せる資格がわかりやすいのが特徴だよ。
たとえば千葉大学の「看護学科」は、国立大学で唯一の看護学部として長い歴史を持つ代表例。私立では看護教育の伝統校である聖路加国際大学の「看護学科」が有名だよ。石川県立看護大学や大分県立看護科学大学のように、公立の看護単科大学も全国にたくさんあるんだ。ちなみにボクが図鑑で数えてみたら、看護学を専攻できる国公立大学は47都道府県のうち46都道府県にあったよ(シンロノズカン調べ・2026年)。看護は「地元で学びやすい」分野でもあるんだね。詳しくは看護学とは?も参考にしてね。
タイプBは、「保健学部」「保健学科」「医療技術学部」といった名前の大学に多いタイプだよ。1つの学部・学科の中に複数の専攻(コース)を持っていて、それぞれがまったく別の国家資格につながるんだって。
国立大学では医学部の中に保健学科を置く形が多くて、たとえば北海道大学の「保健学科(看護学専攻)」は、同じ保健学科の中に放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻と、5つの専攻が並んでいるんだ。大阪大学の「保健学科(看護学専攻)」は看護・放射線・検査の3専攻構成。私立では川崎医療福祉大学の「診療放射線技術学科」や「臨床検査学科」のように、医療技術学部の中に資格ごとの学科を並べる形もあるよ。学部名だけでは、どの資格を目指せるのかまったくわからないから注意が必要だよ。
チェックポイントは2つあるよ。
医療系の学部選びは、学部の名前ではなく「どの国家資格を取りたいか」から逆引きするのが正解なんだって。看護師なら看護学、診療放射線技師なら診療放射線学、臨床検査技師なら臨床検査学、理学療法士・作業療法士ならリハビリテーション科学のページに、それぞれ学べる大学の一覧があるから、資格から港(大学)を探してみてね。資格ごとの学部・学科の探し方は臨床検査技師(国家資格)を目指せる学部学科は?や歯科技工士(国家資格)を目指せる学部学科は?でも照らしているよ。
大学によるんだよ。診療放射線技師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士など、看護師以外の資格を養成する専攻を併設している大学もあれば、実質的に看護学科のみという大学もあるんだって。専攻構成を必ず確認してね。
基本的には出願時に専攻(またはそれに相当する募集単位)を決めて受験するから、入学後の変更は難しいことが多いんだって。国家資格ごとにカリキュラムと実習が決まっているためだよ。目指す資格が決まっている場合は、出願前に専攻名を必ず確認しようね。詳しくは「学部」「学科」「専攻」「コース」の違いも参考にしてね。
保健師・助産師は、看護師資格を前提とした上位の国家資格だから、看護学部・看護学専攻での学びが出発点になるよ。ただし大学在学中に保健師課程を選択できる大学と、卒業後に大学院や専攻科で学ぶ大学があって、仕組みは大学ごとに違うんだ。志望校の資格取得ルートを確認してみてね。
学部名・学科名だけで判断せず、きみの好き・得意から自分に合いそうな学問領域を探してみない?5つの質問に答えるだけで、全国の大学の専攻から候補を出してみるよ。