きみは国際関係学のことを、「英語が話せて海外で活躍する人が学ぶ学問」だと思っていないかな? 実はそれ、国際関係学の一部の側面にすぎないみたいなんだ。ボクが図鑑で調べてみたら、国際関係学は国と国、国と国際機関、あるいは国境を越えた人々の関わりを、政治・経済・法律など複数の視点から分析する学問なんだって。実際の学問としての国際関係学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
国際関係学ってきみの中では、どんなイメージかな? 英語をたくさん勉強して、海外で働けるようになる。異文化交流や留学が中心の、語学寄りの学問——そんなふうに思われがちなんだって。
でも、大学で学ぶ「学問としての国際関係学」は、そのイメージとはけっこう違うみたいなんだ。語学力はあくまで手段の一つで、実際に学ぶ中心は、戦争や紛争がなぜ起きるのか、貿易や経済がどう国同士をつなげているか、国連などの国際機関がどう機能しているかを、政治学・経済学・法学の理論を組み合わせて分析することなんだって。
国際関係学部というと、語学留学や異文化交流のイメージが強いかもしれないけど、実際に学ぶ内容の中心は「なぜ国と国は対立し、なぜ協力するのか」という問いを、理論的に分析することなんだ。たとえば「なぜある国とある国は貿易で強く結びついているのに、別の国とは対立しているのか」を理解するには、経済的な利害関係だけでなく、歴史的な背景や政治体制の違いまで踏まえて考える必要があるんだって。
語学力はこうした分析をするための道具の一つとして重視されるけれど、それ自体が目的ではないんだよ。国際政治学・国際経済学・国際法という3つの柱を軸に、時事的な国際問題を理論的な枠組みで読み解く力を養う学問なんだ。
国家間の対立や協力がなぜ起きるのかを、力関係や外交戦略の理論を使って分析する分野なんだって。戦争や紛争、同盟関係といった時事的なテーマを理論的に読み解いていくんだよ。
貿易・為替・海外投資など、国境を越えたお金やモノの動きを分析する分野だよ。「なぜある国は輸出に強いのか」「関税は誰の利益になるのか」といったテーマを扱うんだって。
国家間のルールを定める国際法や、国際機関(国連など)の仕組みを学ぶ分野なんだって。人権・環境・貿易など、国境を越えた課題への国際的な取り組みを法律の視点から考えていくんだよ。
紛争がどう終結し、平和がどう構築されるかを研究する分野だよ。実際の紛争地域の事例を通して、和平交渉や復興支援のあり方を学んでいくんだって。
特定の地域(アジア・中東・アフリカなど)の政治・経済・文化を、その地域に絞って深く研究する分野なんだって。世界全体の理論だけでなく、個別の地域事情への理解を深めていくんだよ。
温室効果ガスの削減目標を、先進国と発展途上国がどう合意形成しているかを、国際交渉の理論を使って読み解く研究なんだって。
各国の指導者や市民のSNS発信が、国際的な世論形成や外交関係にどう影響しているかを調べる研究だよ。
特定の国への経済制裁が、その国の政策変更にどれだけ実際に影響を与えているかを、過去の事例データから検証する研究なんだって。
難民問題に対して、国連などの国際機関と現地のNGOがどう連携し、どんな課題を抱えているかを実地調査から明らかにする研究だよ。
こんなきみには、国際関係学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。国際関係学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
国際関係学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるみたいだよ。
外国語学部は特定の言語の運用能力や、その言語圏の文化を深く学ぶことに重点を置くのに対して、国際関係学部は政治・経済・法律の理論を使って国家間の関係そのものを分析することに重点を置くよ。語学力は国際関係学でも重視されるけれど、あくまで分析のための手段という位置づけなんだって。詳しくは学部・学科・専攻・コースの違いも参考にしてみてね。
入試の時点で高い英語力が必須とは限らないけれど、入学後は英語の文献を読む機会が多くて、留学を推奨する大学も多いから、英語力を伸ばす意欲は求められるよ。
海外で働くために有利な知識や語学力は身につくけれど、それ自体が就職を保証するわけではないんだ。商社・国際機関・NGOなど海外に関わる仕事に就く学生が多い一方で、国内の一般企業に就職する学生も多いんだって。
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