「株やお金の勉強をする学問」——きみもそう思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、経済学はモノやお金・仕事が社会の中でどう回っているかを、データと理論で読み解く学問なんだって。実際の学問としての経済学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
株の売買で儲ける方法を学ぶ。お金持ちになるためのノウハウ。ニュースの経済コーナーを解説できるようになる——経済学ってそんなふうに思われがちなんだって。
「なぜ物価は上がるのか」「なぜ格差が生まれるのか」といった社会の仕組みを、需要と供給・グラフ・統計データを使ってモデル化し、筋道立てて説明する——それが社会科学としての経済学なんだって。
経済学と聞くと、株式投資や「お金儲けのテクニック」を連想する人が多いかもしれないね。でも大学で学ぶ経済学は、投資のハウツーとはほとんど関係がないんだって。実際に学ぶのは、「なぜコンビニのおにぎりは季節や時間帯で値引きされるのか」「なぜ最低賃金を上げると失業が増えると言われるのか」といった、社会の中でモノ・お金・労働がどう動いているかを説明する理論だよ。
たとえば「ある商品の値段を上げたら売上はどうなるか」を答えるには、感覚だけじゃなく、需要と供給のグラフを描いて、価格弾力性という考え方を使って筋道立てて説明する必要があるんだって。数式やグラフ、統計データを使って社会の動きを「見える化」する点で、経済学は文系科目の中でも数学との結びつきが強い学問なんだよ。
消費者や企業といった個人・一つひとつの経済主体の行動を分析する分野だよ。「なぜ人気のライブチケットは高くても売り切れるのか」「企業はどうやって値段を決めているのか」といった、身近な売り買いの仕組みをグラフと数式で説明するんだって。経済学の土台となる考え方が詰まっている分野だよ。
国全体・世界全体のお金の流れを分析する分野だよ。GDP(国内総生産)、インフレ、失業率、金利といった、ニュースでよく耳にする指標がなぜ動くのか、政府や日本銀行の政策がどう影響するのかを学ぶんだって。「なぜ円安になるとガソリン代が上がるのか」のような疑問にも答えられるようになるよ。
貿易や為替レート、海外への投資など、国境をまたぐお金・モノの動きを分析する分野だよ。「なぜ日本は多くの製品を海外で作っているのか」「関税をかけると誰が得をして誰が損をするのか」といったテーマを、世界経済のつながりの中で考えるんだって。
統計学の手法を使って、経済理論が実際のデータと合っているかを検証する分野だよ。「最低賃金を上げると本当に雇用が減るのか」といった問いに、実際の統計データを分析して答えを出すんだって。経済学が「机上の空論」ではなく実証的な科学であることを支える分野だよ。
税金がどう集められ、社会保障や公共サービスにどう使われているかを研究する分野だよ。「消費税を上げるべきか」「年金制度はこのままで大丈夫か」といった、私たちの生活に直結する社会課題を経済学の視点から考えるんだって。
人気コンサートのチケットが定価で買えず、高額転売される問題を、需要と供給の理論から分析して、どんな価格設定や販売方法が転売を防げるかを検証する研究なんだって。
最低賃金を上げると、働く人の収入は増える一方で、企業がアルバイトを減らすかもしれないよね。実際の地域データを比較して、雇用にどんな影響が出ているかを統計的に分析する研究なんだって。
動画配信や音楽配信のような「定額制」サービスが、なぜ多くの企業で採用されているのかを、消費者の行動データを使って分析する研究だよ。
温室効果ガスの排出削減にはコストがかかるけど、何もしなければ将来もっと大きな損失が出るんだって。対策のコストと効果を数値化して、どこまで対策すべきかを考える研究だよ。
こんなきみには、経済学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。経済学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
経済学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるみたいだよ。
経済学部は社会全体・国全体のお金の流れの「仕組み」を理論とデータで研究するのに対して、経営学部は個々の「企業」がどう利益を上げ、組織を運営するかを研究するよ。「社会の仕組み」に関心があれば経済学部、「会社経営そのもの」に関心があれば経営学部が近いイメージなんだって。
多くの大学で文系(文系入試)に分類されるけど、実際にはグラフ・関数・統計といった数学の力を多く使う学問なんだって。「文系だけど数学を使う」学問の代表格で、入学後に数学でつまずく学生も少なくないから、得意科目に数学があると強みになるよ。
金融市場の仕組みを理論として学ぶことはあるけど、「儲かる投資手法」を教える授業はほとんどないんだって。個別銘柄の売買テクニックよりも、経済全体がどう動くかを理解する力が身につくよ。
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2年次進級時に選択する3コースの一つ。産業の仕組みを学びつつ、日本のみならずアジアや欧米など各国の経済・社会・歴史を幅広く学ぶ。産業経済論・…
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銀行や証券会社など金融業界の役割や仕組みを学ぶコース。金融論やファンドビジネスなどの科目を通じて資金の流れや金融機関の機能を理解し、金融機関…
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経済問題をデータによって解明することを重視するコース。統計・データ分析の手法を学科入門科目・応用科目で体系的に習得し、経済統計学では国民経済…
2年次より選択する4コースの一つ。経済理論を学ぶことで身近な社会課題の本質を理解する科目群を軸に、金融論や景気循環など幅広い経済分野を学ぶ。…