きみは東洋史学のことを、「アジア史をまるごと覚える、範囲の広い暗記科目」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、「東洋史」は日本の大学の伝統的な呼び方で、実際には中国を中心に、朝鮮半島・モンゴル・中央アジアなど、日本以外のアジアの歴史を漢文などの史料から読み解いていく専門分野なんだって。日本のすぐ隣、でも意外と知らないアジアの歴史への航路を、これから照らしてみるよ。
中国の王朝の名前を年代順に暗記する。アジアの歴史をまとめて広く浅く学ぶ。日本史の延長線上にある学問——東洋史学って、そんなふうに思われがちなんだって。
実際の東洋史学は、「日本以外のアジア」の歴史を対象とする分野で、多くの大学で中国史が研究の中心になっているんだって。「東洋史」という名前は日本の大学に伝統的に根づいた呼び方で、朝鮮半島・モンゴル・中央アジア・東南アジアなど、対象は大学によって広がりを持つよ。中国4000年と言われるほど時代の幅が広いから、王朝ごと(漢・唐・宋・明・清など)や時代区分(古代・中世・近世・近現代)で専門を分けて研究するのが一般的なんだ。
研究の道具として欠かせないのが、漢文で書かれた史料を読む力なんだって。中国の歴代王朝は膨大な記録を漢文で残していて、これを原文で読み解く「漢文講読」の訓練が、日本史学のくずし字読解と同じように研究の土台になるんだ。地域によっては、モンゴル語や朝鮮語など、その地域の言語を使う場合もあるよ。
日本と中国・朝鮮半島は、文字も文化も歴史的に深く影響し合ってきたんだって。東洋史学を学ぶことは、日本という国自体を、より大きなアジアの歴史の中に位置づけて理解し直すことでもあるんだよ。
漢文で書かれた中国の歴史史料を原文で読み解く技術を学ぶ分野だよ。東洋史学の研究の土台になる専門技術なんだって。
漢・唐・宋・明・清など、時代ごとの中国の王朝を専門的に研究する分野なんだって。4000年におよぶ歴史を時代で区切って深めていくよ。
中国・朝鮮半島・日本など、東アジアの国々がどう影響し合ってきたかを研究する分野だよ。国境を越えた視点で歴史を捉えるんだって。
モンゴルや中央アジアを舞台に、東西を結んだ交易路シルクロードの歴史を研究する分野なんだって。大学によって扱う地域の幅が広いのが特徴だよ。
日本が中国から何をどう学び、どう自国流に変えていったかを史料から明らかにする研究だよ。
当時の商人が残した取引記録から、中国の経済がどう発展していたかを分析する研究なんだって。
発掘された遺跡と残された交易記録を突き合わせて、東西交流の実態を復元する研究だよ。
中国・朝鮮半島・日本それぞれの外交記録を比較して、近代の国際関係を多角的に読み解く研究なんだって。
こんなきみには、東洋史学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。東洋史学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
東洋史学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるよ。教員を目指す場合は、地歴の教員免許を取得できるかどうかが大学によって違うから、そこは覚えておいてほしいんだ。
中国史が中心になることが多いけれど、朝鮮半島・モンゴル・中央アジア・東南アジアまで含める大学もあるんだって。「東洋史」が指す範囲は大学によって幅があるから、志望校のカリキュラムでどの地域を扱っているか確認してみてね。
入学時点で読めなくても大丈夫なんだって。漢文講読は大学の授業で基礎から段階的に訓練していく専門技術なんだ。高校の漢文の知識があれば十分なスタートラインになるよ。
中国語学科は現代中国語の運用力や現代の中国社会・文学を学ぶことが中心なのに対して、東洋史学は歴史上の中国・アジアを史料から研究することが中心なんだって。「今の中国と関わりたいか、歴史としての中国を研究したいか」で選ぶ目安になるよ。詳しくは中国語・中国文学とは?も参考にしてみてね。
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人文社会科学科3コースのうち人文科学コースの歴史・地理学プログラム。歴史学・考古学では身近な地域から日本・世界へと視野を広げた史料研究を、地…
2年次から分かれる3つの専門コースの一つ。「世界のなかの日本」というグローバルな視点に立ち、大東文化大学の建学の精神である『東西文化の融合』…