きみは西洋史学のことを、「ヨーロッパの王様や戦争の名前をたくさん覚える学問」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、西洋史学は古代ギリシャ・ローマから現代のアメリカまで、欧米の歴史を現地の言語で書かれた史料から読み解いていく専門分野なんだって。日本から一番遠いはずの地域を、原文の史料から自分の手で調べる航路を、これから照らしてみるよ。
ヨーロッパの王朝や戦争の年表を覚える。世界史の授業をもっと詳しくやるだけ。日本とは縁遠い、遠い国の話——西洋史学って、そんなふうに思われがちなんだって。
実際の西洋史学は、古代ギリシャ・ローマから中世ヨーロッパ、近代の市民革命、現代のアメリカ合衆国まで、欧米の歴史を対象とする専門分野なんだって。「西洋」が指す範囲は、ヨーロッパを中心にアメリカ大陸まで含むことが多く、時代・地域・テーマで専門を絞って研究していくんだ。
研究の道具として欠かせないのが、対象とする時代・地域の言語で書かれた史料を読む力なんだって。近代以降なら英語やフランス語・ドイツ語、古代なら古典ギリシャ語やラテン語というように、扱う史料の言語は時代によって変わるんだ。外国語の史料を原文で読み解く力は、日本史学のくずし字読解、東洋史学の漢文講読と同じように、西洋史学ならではの研究の土台になるんだよ。
「なぜヨーロッパで市民革命が起きたのか」「アメリカの民主主義はどう作られたのか」——現代の政治・社会の仕組みの多くは、西洋の歴史の中で形づくられてきたんだって。西洋史学を学ぶことは、今の世界の仕組みがどこから来たのかを、史料に基づいてたどり直すことでもあるんだ。
対象とする時代・地域の言語で書かれた史料を原文で読み解く技術を学ぶ分野だよ。西洋史学の研究の土台になる専門技術なんだって。
古代ギリシャ・ローマや中世の封建社会を専門的に研究する分野なんだって。西洋文明の土台となった時代を掘り下げるよ。
市民革命や産業革命、2つの世界大戦、現代のアメリカ合衆国までを研究する分野だよ。今の世界の仕組みに直結する時代なんだって。
王朝や国家の政治の歴史(政治史)と、庶民の暮らしや社会構造の歴史(社会史)、それぞれの視点から研究する分野なんだって。同じ時代でも切り口によって見え方が変わるよ。
修道院に残された記録から、教科書には載らない中世の人々の日常生活を明らかにする研究だよ。
当時大量に発行された新聞やパンフレットを史料として、革命期の世論の動きを分析する研究なんだって。
当事者の記録や当時の新聞報道から、公民権運動がどう社会を動かしたかを史料に基づいて明らかにする研究だよ。
石に刻まれた碑文を解読して、文献記録だけではわからない当時の社会の実態を明らかにする研究なんだって。
こんなきみには、西洋史学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。西洋史学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
西洋史学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるよ。教員を目指す場合は、地歴の教員免許を取得できるかどうかが大学によって違うから、そこは覚えておいてほしいんだ。
ヨーロッパが中心になることが多いけれど、アメリカ合衆国の歴史まで含める大学も多いんだって。「西洋」が指す範囲は大学によって幅があるから、志望校のカリキュラムでどの地域・時代を扱っているか確認してみてね。
研究する時代・地域によって必要な言語が変わるんだって。近代以降なら英語が基本で、地域によってフランス語やドイツ語、古代なら古典ギリシャ語やラテン語が必要になることもあるよ。入学時点で全部できる必要はなく、大学で必要な言語を段階的に学んでいくんだ。
ヨーロッパおよびアメリカの歴史から時代や地域を自由に選択し、また多角的な手法を用いて研究をすることができる研究室です。中世ドイツの醸造業から…
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歴史学科3専攻のうち西洋史専攻。イギリス・ドイツ・フランスと地中海世界に重点を置く。歴史学習の基礎となる外国語の習得を重視し、英語のほかドイ…
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