きみは図書館情報学のことを、「図書館で働くための資格を取る勉強」だと思っていないかな? ボクが図鑑で調べてみたら、これは情報をどう集め・整理し・探せるようにするかを研究する学問なんだって。実際の学問としての図書館情報学と、専攻できる港(大学・学部学科)の見つけ方を、これから照らしてみるよ。
本の分類の仕方や貸出のやり方を覚えて、司書になる。静かな場所で本に囲まれて働くための勉強——図書館情報学って、そんなふうに思われがちなんだって。
実際の図書館情報学は、扱う対象が「本」ではなく「情報そのもの」なんだって。情報に名札を付けて並べ(組織化)、探したい人が見つけられるようにし(検索)、そもそも人がどう探しているのかを調べる(情報行動)——その3つが柱なんだ。
だから図書館は、この学問が働く場の一つという位置づけなんだって。同じ考え方は、検索サービスや社内の資料管理、博物館や文書館の資料整理にも使われているんだ。本が好きという入口はそのままでいいけれど、学ぶのは本の中身ではなく、情報の扱い方だよ。
いまこの分野では、紙の資料をデジタルにして残す仕事(デジタルアーカイブ)、検索の結果がなぜそう並ぶのかを確かめる研究、情報の確かさを見分ける力を教える研究などが動いているんだって。情報があふれている時代に、まっすぐ効く学問なんだ。
分類・目録・メタデータの付け方を学ぶ分野だよ。同じ資料でも名札の付け方で見つかりやすさが変わることを、手を動かして確かめるんだって。
探したいものにたどり着く仕組みを学ぶ分野なんだって。言葉の選び方や並べ替えの理屈を知ると、検索の上手さが腕前になるよ。
人が何に困り、どうやって調べているのかを、聞き取りや観察から調べる分野だよ。使う人の側から仕組みを直すための土台なんだって。
紙や写真、音の資料をデジタルにして残す方法を学ぶ分野なんだって。残す形を間違えると、数十年後に開けなくなることも在るんだ。
図書館をどう運び、だれにどこまで開くかを考える分野だよ。本を買う判断や、公共のサービスとしての役割も扱うんだって。
同じ問いを投げたとき、どんな並びなら求めるものに早く届くかを測る研究だよ。測り方そのものを作るところから始まるんだって。
古い写真や郷土の記録をデジタル化して公開する研究なんだって。だれが使えるようにするか(権利の整理)まで含めて考えるよ。
うその情報と出どころのある情報を見分ける力を、どう教えると身につくかを調べる研究だよ。学校の授業づくりともつながるんだって。
貸出や検索の記録を分析して、棚やサービスの作りを直す研究なんだって。数字から人の動きを読む仕事だよ。
こんなきみには、図書館情報学の島(学問領域)が向いているかもしれないんだって。
この学問にピンときたなら、きみの好き・得意をボクに教えてよ。図書館情報学以外にも、きみに合いそうな学問の島がまだあるかもしれないから、一緒に探しに行こうよ。
図書館情報学の先には、こんな港(仕事)が見えてくるよ。
大学によって違うんだって。司書の資格は、決められた科目を修めることで取れる仕組みなので、その科目を置いている大学と、置いていない大学が在るんだ。学科の名前に「図書館」が入っていても、資格の科目が別の課程に置かれていることも在るから、募集要項や科目一覧で「司書の科目が取れるか」を必ず確かめてね。
いるんだって。情報の整理や検索の考え方は、検索サービスや社内の資料管理、博物館・文書館の仕事にも使われているんだ。学ぶ中身が「情報そのものの扱い方」だから、働く場は図書館だけに限られないよ。進む先の広さは大学ごとの実績に差が在るので、就職先の一覧を見ておくと見当が付くよ。
ざっくり言うと、情報工学は情報を処理する機械と仕組みを作る側、データサイエンスは数字から意味を取り出す側、図書館情報学は情報を人が使えるように整えて届ける側なんだって。どれも情報を扱うけれど、「人と情報の間」に立つのが図書館情報学なんだ。隣の分野と重なるところも多いので、研究室の一覧を見て、やりたいことに近い先生が居るかを確かめるといいよ。
図書館における情報の流通・組織化・提供方法についての知識を修得するとともに、ソーシャルメディアなどデジタル情報にまで広がる情報コンテンツの意…